Shadeのメニュー「作成」で作成できる円や長方形はアンカーポイント4点から成ります。4点ということは自由曲面にしたときに「開いた線形状」が4本に変換されます([Shade初級編]第4講座参照)。だから「1点に収束」すると4本の線形状の先が1ヶ所に集まるので「バッテン」が上部と下部にでき上がります。
この「バッテン」は、Shadeのデータのいろいろなところに見つけることができるでしょう。同じベジェ曲線を扱うアドビ イラストレーター(Adobe Illustrator)には見られない形状です。
アンカーポイントが4点より増えて、縦方向の線形状の本数が増えると、「バッテン」ではなく集中線のようになります。
「1点に収束」の例外もあります。別の線形状のフタで出入口を閉じている場合です。このように複数の自由曲面を組み合わせている場合は、「1点に収束」させる必要はありません。