Shadeの球を形状編集で変換すると、球状の自由曲面に変わります。
[Shade初級編]第4講座にもありましたように、自由曲面は線形状の集合体なので全て線です。
その線を1箇所に集めて、あたかも点のように見せかけているのです。だからドラッグすると細長く伸びることになります(Adobe Illustratorでも孤立点と思っていたらベジェ曲線のアンカーポイントが重なっていることがありますね)。
Shadeのモデリングの基本形は、筒状になった自由曲面の入口と出口をそれぞれ1点に集めて閉じた立体です。
「1点に収束」で閉じておかないと、厚みのない紙かプラスチックのように見えます。
筒にフタをすると、立体を中身の詰まった塊のように見せることができます。
球状に限らず、直方体、円柱など単独の自由曲面で作られた一塊のオブジェクトには、必ず1点に収束された線形状が2つあるはずです。どんな複雑な形状でも、自由曲面である限り、全て共通です。