●アドビ イラストレーター(Adobe Illustrator)の文字パネル
イラストレーターの文字の、フォント、大きさ、行間など、色以外の属性をこのパネルで決定します。
以前と比べてかなり内容が変わったパネルなので、新旧2種類のパネルを並べて説明します。
●アドビ イラストレーター(Adobe Illustrator)の文字のフォントを決める
まずは文字の書体(フォント)を決めます。使用したいフォントをポップアップメニューで、パソコンに最初から入っているフォントの中から選びます。フォントを買い足せば、別の書体も利用できるようになります。
書体には大きく、欧文フォントと和文フォントがあります。欧文フォントはアルファベットと数字(と記号が少し)しか文字のデータがありません。
日本語に欧文フォントを指定すると、半角英数字のみに欧文フォントが割り当てられます。和文フォントは変化せずそのままです。
フォントには同じ書体の中で字の太さが違うファミリーという仕様があります。それぞれ単独のフォントで、必要な太さのフォントをインストールして使います。フォント名の後にL(ライト)、R(レギュラー)、M(ミディアム)、B(ボールド)などといった太さを表すアルファベットがつきます。
主に英文フォントですが、一つのフォントのなかに数種類のバリエーションが入っているタイプもあります。これをスタイルと呼びます。Regular(標準)、Italic(斜体)、Bold(太字)などというバリエーションがあります。パネルのフォント欄の右(下)で他のスタイルが選べないフォントは、字の太さの違うバリエーションが存在しません。
印刷を発注する場合は、印刷所にあるフォントを確認し、印刷所にないフォントがあればフォントを変更するか、文字をアウトライン化することになります。